ギリシャ危機か 2011 9 10
国際ニュースでは、相変わらず、
「ギリシャ危機」とか「ギリシャ問題」と報じられますが、
本当は、「銀行問題」です。
つまり、欧州の問題は、ギリシャではなく、
ギリシャに貸しすぎてしまった銀行をどうするかに尽きるのです。
一般的に、借金というものは、借り手の悩みとなりますが、
それが巨額のものになると、今度は、貸し手の悩みとなるでしょう。
欧州の悩みの深さからすると、
ギリシャに、いくら貸したか見当がつくでしょう。
よく言われることは、「借りすぎに注意」でしょうが、
本当は、「貸しすぎに注意」でしょう。
ドルとユーロ 2011 8
6
最近、株式市場などの金融市場は、
ドル不安(アメリカ)とユーロ不安(欧州)で揺らいでいますが、
この問題は、結局のところ、ユーロ不安(欧州)につきると思います。
投資家は、ドル(アメリカ)よりもユーロ(欧州)の方を心配しているでしょう。
(中略)
さて、話題を変えましょう。
企業が経営危機になったら、銀行は、どうすべきか。
金利減免、それでも駄目ならば債権放棄でしょう。
バブル崩壊後、日本では、このような話は、よく聞きました。
それで立ち直った企業も多いのです。
ギリシャも同じでしょう。
経営危機になったギリシャは、どうすべきか。
リストラ(緊縮財政)だけでは、限界があります。